2017/11/16

今日からプライマリーヘルスケア病院

鬼のような感染病院での15日間を終えて、今日からプライマリーヘルスケアセンター

同じ病院の中に現代医学の外来とホメオパシーの外来がある

さすがインド


ここで私たちは薬の調合をするらしいのですが、あるのは初めてみる会社のもの
よく見ると「政府専用」

さすがインド


机に一緒に置いてあるグロビュール(砂糖玉)は黄色いどころか茶色い
よく見ると2012年製造

さすがインド

今日から採血もしないし患者さんを傷つける恐れがないかと思いきや、お腹を壊させちゃうかも

まぁインドの人々だし大丈夫なんでしょうかね


9時に来いと言われて、ここに座り始めてはや1.5時間
誰もこない…

さすがインド

2017/11/05

大人になる

もう一時間くらいで30歳になろうとしています
どきわく!

30歳といえば、MISOZI
母がわたしを生んだ年齢でもあります

誰がこんなMISOZIになることを想像したでしょうか!



インドでは大体この時期PUJA vacationと言ってヒンドゥー教の祝日の嵐なので長期休みにつき、この5年間における誕生日は1回を除いて日本で過ごしていたような
その貴重な1回も日本人の皆さまと聖地巡礼をしていたので、盛大にお祝いしていただきました
インドで一人で迎える誕生日というのは。。。というか誕生日を一人で迎えるというのは、もしかすると生まれてこの方初めてのことかもしれません

一つの大台に乗るような気がする30歳
F***年齢!と口では言っても心のどこかではやはり気にしているところがあり

いつの頃から若く見られるとはしゃいでいる自分がいたり
6歳下の妹と並ぶと明らかなピチピチ感の喪失を目の当たりにしたり
なんだかおでこにシワのようなものがあるようなないような見なかったことにしたり

確かに肉体は日々水分を喪失しているのでしょう
もう、それは認めます
はい、ここに認めます
わたしはもうピチピチ感のない三十路女です

だけども、ひがみでも強がりでもなく
いま、わたしは歳を重ね大人になっていくことが
とても光栄なことに、
とても豊かなことに感じています

ここ最近思うところあって、心理学系の本を読んだり
それを実践してみたり

それは主に、自分の今の在り方が子ども時代の養育者との関係性に関連しているのではないかという仮説に基づく考察と実践なのですが

これは子どもであったわたしにはできなかったことだと思うのです

何かを問題として認識する
それを解決しようという自らの意志を持つ
それについて本を読んだり、映画をみたり、人と話をしたりして、勉強し研究する
解決策を実践に移す
その効果を観察する

物心ついた時から、自分の意識が変わったつもりは全くないけれど
明らかに、生きるスキルが上がっている
選択肢が増えているし、できることも増えている

自分が好きなことを知っているし
嫌いなことも知っている

わたしは、すごくザックリみれば、大人になるにつれ自由になっている気がするのです

子どものときは、違和感を感じでも「それっておかしくない?」って大人との力関係で言えなかったけど
今はたとえ言葉にして言わなくても、「わたしにとってはそれ違うな」って受け流すことができる


そのときは失敗したように思うかもしれない
社会の常識からしたら正しくないのかもしれない
宗教規範からしたら良いことではないのかもしれない

それでも、そのときそのとき、これまでの人生わたしにできるベストをしてきたんだと、なんだか今は思います


家族水入らずで過ごした誕生日
心友が夜中に自転車でケーキを持って待っていてくれた誕生日
生クリームまみれになった誕生日
生まれて初めてインドの地を踏んだ17歳の誕生日

0歳の生まれたその日に祝福してもらったことも含めたら、もう30回も、ただ生まれてきたということを祝ってもらっている


誰にとってもそうであるように、人生山あり谷ありで
いつもいつもがしあわせでしたとは、どうやっても言えないけれど

あの悲しみもあの苦しみもあの悔しさもあの怒りもあの罪悪感も
あの喜びもあの爆笑も
あの日みていた夢もあの日心に封印した夢も
あの出会いもあの恋もあの失恋も
あの日みた夕焼けもあの時の暗闇も

みんなみんなわたしを豊かにしてくれている

1年前の29歳のわたしより、豊かなわたしがここにいます



ここ最近、結構簡単に「自分を大切にしてね」とか言われてる気がするけど
実際自分を大切にすることってどういうことなのかあんまりちゃんと語られていない
その言葉に、例えば「あんまり夜遊びするなよ」とか「ちゃんと貞操観念を持ちなさい」とか「ジャンクフードばっか食べてたら将来ハゲるよ」とか「そんなミニスカートばっかり履いてたらお腹冷えますよ」とか本当に伝えたいことを隠しているような気もする

わたしにはどうしてもその簡単に投げかけられる重いテーマが理解できず

ある人は「自分の才能を大切にすること」だと言ってくれたり

今までどうしても興味を持てなかったことの一つに、こう見えても「お料理」があって←
人のためにならやる気になれるのに、自分のためだったらお腹すいてももう寝ちゃえばいいや!みたいな
それから子どもときから強く負けず嫌い傾向があり、それでここまで磨かれてきた部分はあるにせよ、結局自分のモチベーションが人との比較に依存している節もあるわけで
人より上手くできなさそうで、そこまで好きじゃなかったら、もう始めからやらない体質もあったわけです
料理に対してもそういう傾向があり
食わず嫌いならぬ、食うのは好きだけどやらず嫌い

やたら運動だったり美容系には燃えるのに。。。

だけどここ最近、男の料理もビックリな大胆料理に励んでいて
もちろん自分だけのために

今のわたしにとっては、それが「自分を大切にする」ということにしっくりくる一つの答のような気がしています

自分の声を聞いて、気持ちよく自分で自分の欲求を満たす

日本に帰る度に脂肪貯金を増やすのが大体のパターンなのだけど、
ここインドはそんな女子にとても素敵なところで
満月に見間違われるわたしに「かわいくなって帰ってきたね!」と真顔で言ってくれる

今回そんな料理熱のために一向に脂肪貯金が減らないんだけど、まぁそれもいっかと

もう人のために痩せるのとかやめよ

「自分と深くコネクトする」

そんなわたしの30代始まりだぜ!!




Everyday we lit yeah!






2017/11/03

インターンシップのはじまりはじまり!

念願のインターンシップが、2017年10月18日から始まりました!

毎日患者さんをたくさんみれるなんて!
もう授業に出なくていいなんて!

すっごいたのしみにしてたのに…

現実は厳しく
というかわたしの認識が甘く

ベンガル語ぜんぜんわかんねー!
主訴ほとんど理解できねー!
(患者さんはほぼベンガル語しか話しません)

ついにこの5年間逃げ回ってきたベンガル語に向かい合う日がきたようで
逃げてもいいけど、やっぱりいつか正面対決する日がくることを思い出し

最初数日受付のおばさんがわたしには全然患者さんをまわしてくれず、そのおばさんをうっかりベンガル語でおばさん呼ばわりしたら「シスターと呼びなさい」と怒られ
落ち込みスタートのインターンシップではありますが
なんとか持ち直した頃、次の行き先は公立の現代医学の病院

このインターンシップは1ヶ月毎にいろんなところを周ります
自分の大学内では、婦人科、小児科、内科、マテリアメディカ科、Organon科、歯科、耳鼻科、レパートリー科
それから外の公立病院3箇所(産婦人科での実習も)
自分の大学では、基本的に外来の患者さんを10時から15時くらいまで診察
よくわからない症例以外、結構インターンがさっさと処方してしまうという…
コルカタのホメオパシーのレベルが下がっていると嘆かれる近頃…ホメオパシー教育は非常に難しいものなのかもといったかんじ…
ていうか誰も臨床を指導する気もないというか…仕方が分からないのか…

そして11月から始まった公立病院は…


わたしは自分の大学の入院病棟を見るたびに、どんな重病になっても絶対ここには入院しまいと心に誓うくらい、今まで見た中での最低レベルにランク付けしていたのに
ここにきて最低が入れ替わるという快挙!
なんと1つのベッドに2人、ひどい時は3人の患者さんが横たわっているではありませんか!
下痢病棟の入院ベッドにはマットレスもなく、鉄のベッドの上にゴムのマットがびろーんとひいてあるだけ…

そこでわたしたちは、今まで全く練習もしたことのない採血に励んだり、狂犬病ワクチンを摂取したり、現代医学の薬を処方したりと
ドキドキハラハラそして大胆な毎日を現代医学の医師たちのご指導のもと過ごしています

まだ3日目だけど、現代医学の強みを垣間見たり、ホメオパシーの良さを感じたり
これもインドのホメオパシー教育における醍醐味かもしれません

気がついたらあっという間に一年が過ぎてしまいそうな、久しぶりに充実の毎日

深く濃いものになりますように

逃げ回ってきたものと、ちゃんと向かい合って
スーパーパワーをつけて日本に帰るぜ!