2015/03/20

easy come, easy go

今わたしもホメオパシーの治療を受けている


こんな皮膚の症状が気になったのと

今回のストの発端をなしている出席率問題
わたしも全然自慢できるほどの出席率ではなく…
わざわざ日本からインドに勉強しにいっていると言いながら、授業に出席もせずなにをしているのかというと
いうと
ちょっと、いやおもいっきし言い訳気味だけど
インドでは体調崩しやすくって…

奨学金の事務所で100%強制的に書かされた宣誓書
「わたしは、これから全てのクラスにでます!」宣言しちまったよ

てことで、これはウルトラスーパー元気になるしかない!

始めた治療

最初はなにやら肌がめっちゃすべすべに
見た目は変わってないけど…

それもつかの間、
なにやら生殖器系の症状がでてきた
なんかあったけ?こんな症状前もあったようなないような…

いつのまにかそれらは消え、なんか喉が痛い
今まで日本で風邪のひき始めは、ほぼ喉から
でもインドにきてからはなぜか喉が痛くなったことはなく、体調が悪くなるとすると熱か胃もたれか頭痛か
喉痛いのひさしぶりだなぁ、急に夏が始まってファン(天井についてる巨大プロペラ)をつけ始めたからかなぁ?

15日後にドクターに報告するように言われてたので
まい「ドクター、15日経ちました」
ドクター「なに飲んでたんだって?」
まい「◯◯です」
ドクター「そう、喉の調子はどう?」
まい(あれ、喉痛いっていったけ?)「 いえ、皮膚の症状で飲み始めました」
ドクター「ああそう、皮膚はどう?」
まい「ほんのちょっと良くなってるような気がしますけど…」(はやく次のポーテンシーか次のメディスンにいきたい…)
ドクター「じゃああと一週間は様子みてねー」
まい「いっ一週間…(うえええええ)」

自分のつたない知識的には、前に飲んでたレメディのconstitutionalを飲みたくて飲みたくて

また待つのー

ぬおーん

てなモードだったけど
友達が貸してくれた、ホメオパシー界、いや医学会…いや世界の巨匠
Prof. Vithoulkasのこの本





やはり巨匠、すごい
日本語で読んでるからってるのもあると思うけど、自分が勘違いしてることがあることに気付いたり
なにより我らがマスターハーネマン大師匠の説明をより詳細に、現代的にしていく
ハーネマン大師匠の生み出したホメオパシーが、Vithoulkas巨匠によってここに、より精密化している

読みながら何度インドを脱出してギリシャに飛び出しくなったことか…
マンマミーアの島もめちゃきれいやーん

もとい、まさにわたしがたどってる症状の遷移はHeringの法則そのものであることがわかった
(Vithoulkas巨匠によって、内臓器の重要度が序列化して示されていた)

しかも今までAllopathyの薬があんまりすきじゃなく避けてきたわたしは、結構じっくりと何もせずに治ることを待ってやり過ごしてきた
いずれ症状は消えていき、”治った”
と思っていた

でも今回の治療で、あれって治癒cureしてたんじゃなくて回復recoverしていたんだなぁと気付いた(The genius of Homeopathy-Stuart Close-Chapter IX)




Organon of medicineの中でハーネマン大師匠はいう
「ホメオパシーの治癒技術こそが唯一正しく、唯一治癒にいたる方法である」(§53-6th edition)
正直わたしこれはどうかなぁと思ってた
自然に治ることもあるさー
自然療法とかAyurvedaとかもあるさー

今もホメオパシーだけではないと思う

でも自然に治るのは、回復で治癒とは異なる

ホメオパシーで定義するとこの「治癒」って、ただ気にしていたその症状が消えることじゃない
いったん症状が表面から消えても、潜在していてなにかの時にまたぶり返すことがあったり(疲れたときとか、細菌やvirusなど、同じ原因に遭遇したとき)
その器官から別な器官へと症状の表現のカタチが変わっていったり(生体にとってより重要な器官へと移っていれば、病は深刻化。逆もしかり)

患者さん心身全体から、感知できるすべての病の症状と兆候が消えること
これがホメオパシーの定義する”病が治る”ということ(§17)

本当に「治ること」「治すこと」って、難しいんだなぁと改めて

しかもホメオパシーのメディスンの持続性!

今回は
Rx,
1日目に30C 1dose B.D.
2日目に200C 1dose B.D.

こんなにじわじわ効いていくんだねぇ

待ちのVithoulkasかと思ってたけど、待つことはホメオパスにmustなんだな

ホメオパシーで治るということは、人間として良くなっていくということを意味しているそうな
ホメオパシーの治療で体がどんなに元気になっても、その体で人を傷つけるようなことをしたら、それは治療の失敗だそうな

今日まで体のことも、自分の性格のことも
なかなか良くなっていかないことに、落ち込んだり絶望したり

でも、本当に良くなるって時間がかかることなんだなぁって

Allopathyの薬は飲んですぐ痛みが消えたりするけど
それは治っているのではなくて、症状を抑えこんでいるだけ
患者さんの状態や状況によっては、そういう処方が必要なときもある

でも本当に治ろうと思ったら、時間をかけないといけない

性格だって、インド人に簡単にイラっとするのをどうにかしようと思い
イラっとしても顔や態度に出さないようにするのは一瞬でできる(と思う)
でもそれは本当の意味で良くなっていないはず
イラっていう感情がそう簡単に湧かなくなることが、人として成長したということだと思う

中学生のとき、わりと学業優秀だったわたしは
学校での試験の度に友達に言われてた言葉「頭がいい人はいいよねぇ」
に「いや、それは勉強してる熱心さが違うから!みんながプリクラとってる時間勉強してるもん」 と心の中でぼやいてた

ダンスの上手な人をみて、うらやましくなる「才能がある人はいいなぁ」
理想のドクターの診察に、途方もなく憧れる「天才はいいなぁ」
この世に生を受ける人間として完成した聖者たちは、もはや遠い存在

でもどの方もそうなるまでめちゃくちゃ努力してきたんだろうな
人知れず努力してきたんだろうな
苦しんで、涙して、もがいてきたんだろうな
そして現在進行形でbetter than beforeを追求している

人によってセンスの差はあるだろうと思う
だれにでも得意不得意はあるから

「好きこそものの上手なれ」

幸い、患者さんを診ることはすき!
だいすき!
どんなに自分がどん底でも、それだけはやろうと思える(わたしならどん底の人に診てほしくないけど)

改めて、焦らずいこう

良くなる努力を重ねる毎日を積み重ねていこう

本当に良くなるためには、時間がかかるのです
だれかにさんざん投げていた言葉が ブーメラン

何回も同じこと書いてるような気がするけど
何度落ちても、その度にまた上向いて
ほんのちょっとでも良くなっていけますように

良くなる覚悟
今きめた。

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