昨日日本領事館で健康セミナーなるものがあって
コルカタはPM2.5の値がめちゃめちゃ高いそうですね
そんなこと気にせず大胆に空気を吸ってたら、鼻毛が増えました
てことをドクターにいってみたら(鼻毛については割愛)
「日本は放射能で汚染されているね
放射能のほうがPM2.5より健康に与える影響は大きいからねー」
日本では放射能についてはさんざん「ただちになんちゃらかんちゃら」と報道を繰り返すだけで
一方PM2.5については、インドはここコルカタまでわざわざ日本よりallopathyの医師を二名もお招きし、厳重な警戒態勢のもと、15人の日本人に2時間の講義をしてくれるというご丁寧さ
さてさて
今週月曜日はドクターのMateria Medicaの授業を初めて受けさせてもらいました
このドクター、わたしの通っている大学で昔は教鞭をとり、国家公務員として診察にあたっていたのだけど
長いものに巻かれろが大得意な、the白い巨塔のさじ加減で
詳しいことはよくわからないけど
早期退職をして、一個人で診察を始めました
そんなドクターの7、8年ぶりの初授業
集まったのはほぼ大学院生か博士課程に通う若きドクターたち
わたしは恒例の異物混入というかんじ
ドクターのその第一声は
"My beloved Doctors"
全然事情をよく知らないわたしにもドクターの「叡智を伝承する喜び」「ホメオパシーへの情熱を分かち合う喜び」みたいなものがぶるぶるっと伝わってきた
ドクターの元には、ほかのインドのホメオパシー医が診てあまり良くならなかった患者さんがやってきたりします
患者さんは全て診察書(や検査結果、X-rayなど)を自分で管理しているので、これまでどういう風にどんな薬を飲んできたかドクターはたどることができる
またインドでもpolyphermacyの処方をするホメオパシー医がいたり
ラジャンサンカラン氏のセンセーションメソッドやバナジーさんのプロトコル
あるいはコルカタ式処方だったり
インド国内でもいろんなmethodが知られている
そんないろんなホメオパシーを見てきて
そんないろんなホメオパシーの薬の処方をされた患者さんを見てきて
処方の実力がいまいちなドクターにその座を奪われたりもして
そんなドクターがわたしたちに言ったことは
「ほかの人がしたどんな処方も批判しないこと」
「どんなことも勉強していきなさい」
「世界を敵にまわしても、信じることを貫け」
ドクターの知識はものすごい
頭の中にコンピューターレパートリーが入っていて
しかも日々更新されている
ホメオパシーだけじゃなくて、アーユルヴェーダのことを勉強したりタゴールやスワミヴィヴェーカナンダの詩も読んだり
インド国内はもちろん世界のホメオパスとも交流をする
OrganonやMateria medicaだけじゃなくて、AnatomyやPathologyを学ぶこともとても大切にしている
そんなドクターのこのクラスの名前は「Prayas class」
どんなに知識があって、実力があっても
祈るという真摯さ、謙虚さ
ドクターはわたしが次から次へと勝手に連れてくる患者さんを拒むことを決してしない
診察中だれかから電話がかかってくれば、ほぼ必ず電話をとり、薬の名前を言ってその飲み方を説明して電話を終える
朝自分の家の近くの診療所で診察を終え、それからまた別の診察所へ午後やってきて診察をする
だいたい午後2時〜8時まで、休憩なし
(ちなみにスッタフやアシスタントはいつもチャイ休憩をはさむ)
一人あたり約15分程度で、患者さんを診ていく
本気で最大集中して、診続ける
そんな毎日をずっと繰り返してこられたんだろう
今までドクターは結構おどぼけキャラなのかと思っていた
あるとき患者さんのことが悲しくて泣きましたというわたしに
「まい、情をもつということは良いときもある。良くないときもあるんだよ」
そのおとぼけ顔の奥に
苛立ちや驚きや悲しみや苦痛、そしてもしかすると時に恐怖も
隠してきたのかなぁと
知れば知るほど
話せば話すほど
ドクターのすごさに心動かされる
一見冷たいようで、雑なようで
それがドクターにとっては理想の治癒への道なのかもしれない
こんな人の側にいられること、インドにきて一番の幸運だと思う
きっとこのドクターに出会っていなかったら、わたしはずっと前にホメオパシーを投げ出していたなぁと思う
精進しますとも
わたしもあなたのようなドクターになりたいんだもん
コルカタはPM2.5の値がめちゃめちゃ高いそうですね
そんなこと気にせず大胆に空気を吸ってたら、鼻毛が増えました
てことをドクターにいってみたら(鼻毛については割愛)
「日本は放射能で汚染されているね
放射能のほうがPM2.5より健康に与える影響は大きいからねー」
日本では放射能についてはさんざん「ただちになんちゃらかんちゃら」と報道を繰り返すだけで
一方PM2.5については、インドはここコルカタまでわざわざ日本よりallopathyの医師を二名もお招きし、厳重な警戒態勢のもと、15人の日本人に2時間の講義をしてくれるというご丁寧さ
さてさて
今週月曜日はドクターのMateria Medicaの授業を初めて受けさせてもらいました
このドクター、わたしの通っている大学で昔は教鞭をとり、国家公務員として診察にあたっていたのだけど
長いものに巻かれろが大得意な、the白い巨塔のさじ加減で
詳しいことはよくわからないけど
早期退職をして、一個人で診察を始めました
そんなドクターの7、8年ぶりの初授業
集まったのはほぼ大学院生か博士課程に通う若きドクターたち
わたしは恒例の異物混入というかんじ
ドクターのその第一声は
"My beloved Doctors"
全然事情をよく知らないわたしにもドクターの「叡智を伝承する喜び」「ホメオパシーへの情熱を分かち合う喜び」みたいなものがぶるぶるっと伝わってきた
ドクターの元には、ほかのインドのホメオパシー医が診てあまり良くならなかった患者さんがやってきたりします
患者さんは全て診察書(や検査結果、X-rayなど)を自分で管理しているので、これまでどういう風にどんな薬を飲んできたかドクターはたどることができる
またインドでもpolyphermacyの処方をするホメオパシー医がいたり
ラジャンサンカラン氏のセンセーションメソッドやバナジーさんのプロトコル
あるいはコルカタ式処方だったり
インド国内でもいろんなmethodが知られている
そんないろんなホメオパシーを見てきて
そんないろんなホメオパシーの薬の処方をされた患者さんを見てきて
処方の実力がいまいちなドクターにその座を奪われたりもして
そんなドクターがわたしたちに言ったことは
「ほかの人がしたどんな処方も批判しないこと」
「どんなことも勉強していきなさい」
「世界を敵にまわしても、信じることを貫け」
ドクターの知識はものすごい
頭の中にコンピューターレパートリーが入っていて
しかも日々更新されている
ホメオパシーだけじゃなくて、アーユルヴェーダのことを勉強したりタゴールやスワミヴィヴェーカナンダの詩も読んだり
インド国内はもちろん世界のホメオパスとも交流をする
OrganonやMateria medicaだけじゃなくて、AnatomyやPathologyを学ぶこともとても大切にしている
そんなドクターのこのクラスの名前は「Prayas class」
どんなに知識があって、実力があっても
祈るという真摯さ、謙虚さ
ドクターはわたしが次から次へと勝手に連れてくる患者さんを拒むことを決してしない
診察中だれかから電話がかかってくれば、ほぼ必ず電話をとり、薬の名前を言ってその飲み方を説明して電話を終える
朝自分の家の近くの診療所で診察を終え、それからまた別の診察所へ午後やってきて診察をする
だいたい午後2時〜8時まで、休憩なし
(ちなみにスッタフやアシスタントはいつもチャイ休憩をはさむ)
一人あたり約15分程度で、患者さんを診ていく
本気で最大集中して、診続ける
そんな毎日をずっと繰り返してこられたんだろう
今までドクターは結構おどぼけキャラなのかと思っていた
あるとき患者さんのことが悲しくて泣きましたというわたしに
「まい、情をもつということは良いときもある。良くないときもあるんだよ」
そのおとぼけ顔の奥に
苛立ちや驚きや悲しみや苦痛、そしてもしかすると時に恐怖も
隠してきたのかなぁと
知れば知るほど
話せば話すほど
ドクターのすごさに心動かされる
一見冷たいようで、雑なようで
それがドクターにとっては理想の治癒への道なのかもしれない
こんな人の側にいられること、インドにきて一番の幸運だと思う
きっとこのドクターに出会っていなかったら、わたしはずっと前にホメオパシーを投げ出していたなぁと思う
精進しますとも
わたしもあなたのようなドクターになりたいんだもん
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