2015/01/01

芽がでた種

インドで過ごす年越しも3回目
2014年は、コルカタ在住の日本人の方々と過ごさせていただきました
とっても居心地のいいおうち、お出汁のしみた煮物、おそば、日本語での会話、それから紅白!

インドにきて、インドの学生level(わたしの想定するところ、インド中の下くらい)のくらしから始まった1年目
これから起こることのなに一つ見通しが立たなくて
起こってからも、その展開のすべてにびっくりで
”ドキドキハラハラ”なんてかわいいものではなく、”ヒヤヒヤバクバクチーン”
不本意不条理わけわかめが基本
とにかくやり過ごすことでいっぱいいっぱいにも程がなかった1年目

ようやく一通りの見通しがついて、状況が把握できて、それをどうにか変えようともがいた2年目
しかし偉大な国インドはわたしごときではぴくりとも動かず
忍耐、忍耐、また忍耐
体の生理作用まで忍耐しちゃって、6ヶ月も月経が止まり、劇太り
先生たちのやさしさか!?同情点でなんとか初めての試験を合格した2年目

寮もInternational hostel(インド的中の上)に移り、念願のスクターも本棚もgetしてなんだかそろってきた3年目
それなのになんでつらいんだろう?3年目

 そんなときにイギリスで子ども時代を長く過ごした友だちがくれた言葉
「3年を過ぎれば、住めば都になるんだよー!それまでは、イギリスの空がずっとくもってることに怒っていた。なにかにあたりたかったんだよね。外国に暮らすモヤモヤとしたつらさを。 でも3年をやりきると、そこからたのしくなるよ。かえって日本に帰ると寂しくなるくらい。だから今まいちゃんはつらさの最終コーナーにさしかかったとこだよ!もうあとちょっと!」

これまでの2年間、なぜかコルカタ在住の日本人とはほとんど交流してこなかった
実はコルカタには100人くらい日本人がいるとか!
(インド人男性と結婚した奥さま方←nuff respect、日本領事館や企業にお勤めの方とそのご家族など)

最近あまりの恋しさか日本人会に参加させていただいたりして(餅つき大会毎年やってるそうです)
日本人の方とお話をする機会をいただいて(文調がインド人に対するものと違いすぎ?笑)

クーラーがあっても、上の中のおうちに住んでも、乾燥したまま一部始終を終えられるトイレ常備でも、専属ドライバーさんがいても、家族がすぐそばにいても、お金の心配とか一切なくて、一人になれる部屋があっても
インドで暮らすことは大変だそうです

インドにいて
クーラーとネット環境と一人の時間さえあれば、なんにも困ることはないだろうと思ってた

だからそういう暮らしをしている人たちを、いいなぁと思ってた

でもほったて小屋で家族でチャイ屋さんをやるインド人家族をみては、生きる意味とか自分探しとかなさそうで、いいなぁとも思った

どんな環境でどんな生き方をしても
人生は大変

たのしいだけの苦しみがない人生なんてありえない
だからわたしたちは生まれてきているわけで

それぞれがそれぞれの課題をもらって、与えられた環境で生きている

不満を言おうと思えばどんなことにも不満は言える
ルームメイトの髪の毛、部屋に落ちすぎ!
インド人わたしに話しかけすぎ!

もっと快適を求めたらきりがない
一人部屋がほしい
お風呂に入りたい

今は、始めの頃に比べたらだいぶ良い生活環境で、勝手がわかりつつある暮らしをしているからこう言えるのかもしれないけど
「知足」
ということが、ようやく身をもってわかってきたような

苦しいけどどうにも変えられない環境にいた最初の2年間
何度も自分にいった
「これは今のわたしに必要なことなんだ」
「これを乗り越えて、よりよくなるんだ」

インドはまるで、わたしの弱点を全部お見通しな意地悪な先輩ように
弱いところをつついてくる
あれもこれも、これでもかというくらい
しかも逃げ場がないのを知っていて

今ようやくこの環境で足ることを学んだ気がするということは、
ひとつの試練をこえられたのかもしれないなぁと

あたたかい日本人のみなさまに囲まれて過ごした昨晩
なんだかしみじみとしました

インド先輩、厳しかったす!スパルタすぎっす!
今でも思い出すと、涙が止まりません

3年目
まだまだ勉強が全然ついていけなくて、できなさ加減に悔しいこといっぱいだけど
それでも最近ホメオパシーを通じて、人の役に立てそうだったりとか
インドでホメオパシーを学んでいる成果を認めてもらえることがあったりとか
自分の思い描いていることが少しだけど現実にカタチになったりとか

なんだか創造的な1年になりそうな予感の3年目

インドという分厚くて硬い土の奥深くにうめられた種が
ぽんっ!
ようやく日の光をあびたような気がします

といってもやっぱり全然まだまだなので、
太くて丈夫な根を深く深く伸ばし、
インド人のしつこさにも負けず、インドの不条理にも負けず、梅雨にも夏のくそ暑さにも負けず
上に上に、光のほうへ
いつか患者さんの治癒という花を咲かせて
日本に確かなホメオパシーという種をまけるように

2015年はりきってまいります!

みなさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
世界中のだれにとってもあったかい年になりますように

Bless yourself because Guru and God have already blessed you.

2 件のコメント:

  1. あけましておめでとう~

    Good luck to all of us!

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  2. あけましておめでとうございまーす◎
    Yes May Hahnemann bless us...

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