2014/07/03

ホメオパシーってなに?(2)

ホメオパシーがホメオパシーたる所以は、前回紹介した原則
「似たものが似たものを治す」
というところにあるのがひとつ。

これはそんなにしっくりこなくなくもないと思います
例えば、日本でも喉がいたいときに首にネギをまくというおばぁちゃんの知恵袋があるけど、
「いたい喉に、さらにヒリヒリさせるものをあてがって治療する」
というのは、同じ原則によるものじゃないかな?

もう一つ例をあげると、熱湯でやけどをしたとして
”冷やす”というのはAntipathy(アンティパシー)という名前の「反対のことをする療法」
”薬をぬる”というのはAllopathy(アロパシー)という名前の「対処方法の原則がランダムな療法」(今主流の西洋医学のことを、ホメオパシーはこう呼ぶ)
そんなことはないと思うけど説明のために書くと、”もう一度熱湯をかける”というのはIsopathy(アイソパシー)という名前の「同じことをする療法」

そして

”熱湯ではないけどやけどしない限りの熱いお湯をかける”というのがホメオパシー!

聞いた話だと、フランスではこれがやけどへのメジャーな対応なんだとか!びっくり
冷やすと患部の表面の熱はとれるけど、中に入り込んだ熱はこもってしまって、やけどの跡として残るらしい
ちなみにこれは日焼けにも応用可能!
日焼けしてヒリヒリするときは、熱めの湯船につかったりシャワーを浴びるのがおすすめ!
最初はちょっと痛いと思うけど、徐々に熱がとれてラクになるはず
ぜひお試しください◎

というこの「似たものが似たものを治す」という原則に加え
ホメオパシーらしい特徴の2つ目が
「ポテンタイゼーション」!
そしてこれがホメオパシーのことを科学的に理解できないと言わせてしまうところです
悲しかな。。。

ポテンタイゼーションというのは、ホメオパシーの薬を作るときの特別な過程のこと

ではまたDr. Rajanの言葉をかりてみましょう

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ホメオパシーってなに?

ポテンタイゼーション

 ハーネマン[ホメオパシーの創始者]の科学的実験は、ポテンタイゼーションというプロセスに至った。薬を徐々に希釈し震盪を与えていく過程は、薬を非常に強力にし、同時に無害にした。これは現行の医学で使われている薬品の毒性とその副作用に対する直接的な違いである。

 ホメオパシーで用いられるポーテンシー[薬の希釈度合い]はマザーティンクチャー[原液]から100,000番目のポーテンシーまである。大雑把に説明すると、6番目のポーテンシーでは1粒の薬の原液が湖いっぱいの水によって希釈されたものということになる。それぞれのポーテンシーはその前のポーテンシーより100倍希釈されたものである。1,000,000回の希釈を想像すると。。。!

 どうやってこんなファンタステッィクな極限にまで希釈された薬が体内で作用するのか、だれも満足に説明することはできない。しかし、希釈された薬はとても強力に作用する。それはまるでポテンタイゼーションの過程において、蓄積された薬のエネルギーが揺れ動いているようだ。

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出典:
「THE SPIRIT OF HOMOEOPATHY」
written by Dr. Rajan Sankaran(ラジャン サンカラン)

注)
[]の中は、わたしが追加した説明です


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